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2016年度日本大学芸術学部芸術教養課程
自然科学I:科学史への招待
授業の補足
6月7日実施分
- ガリレオ・ガリレイの肖像
- Galileo Portal より.
- ガリレオの望遠鏡
- Galileo Portal より.
- ガリレオによる月のスケッチ
- Wikimedia Commonslより.
- 禁書目録の表紙
- Galileo Portal より.
5月31日実施分
- ヘルメス・トリスメギストス
- Wikimedia Commons より.
- マクロコスモス(大宇宙)とミクロコスモス(小宇宙)の照応
- ベリー公のいとも豪華なる時祷書より(Wikimedia Commons).
- 驚異の部屋(ヴンダーカンマー)
- Wikimedia Commonsより.オーレ・ウォルムというデンマークの医師によるもの.
5月17日実施分
- コペルニクスの肖像
- 最初に見せたものと二つ目に見せたもの
- コペルニクス『天球回転論』(1543)
- ファクシミリ版のpdfがAstrophysics Data System(NASAの協力のもと運営されている天文学・物理学関係のデジタル・ライブラリー)からダウンロード可能.本としての姿を見たい場合はRare Book Roomを参照のこと.
5月10日実施分
配布した資料の日付が間違っているので訂正しておいてください(2016年5月9日→2016年5月10日).
- アストロラーベ
- 授業で見せたのは Wikimedia Commons より.
- 修道院の様子
- 『薔薇の名前』を参照のこと.
4月26日実施分
- 火星の逆行運動
- Apparent retrograde motion (Wikipedia) より.逆行運動のgifだけ見たい場合はWikimedia Commonsのファイルの方を参照のこと.
- 同心天球説など,地球中心説の説明図
- 高橋憲一(訳・解説)『コペルニクス天球回転論』(みすず書房,1993年)より.この本は日芸所沢図書館にも所蔵されている.1539年に出版されたペトルス・アピアヌス『宇宙誌』に現れるものが,地球中心説の図版としては代表的.
- プトレマイオスの地球中心説のシミュレータ
- Ptolemic System Simulatorより.周転円の大きさ(epicycle size)や離心率(eccentricity)などさまざまなパラメータを変更できる.金星・火星・木星・土星の運行を見たい場合はpresetsから選択してその隣のOKを押し,start animationを押すこと.
4月12日実施分
- ミレトスの地図
- Google Map
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- モノコード
- ピタゴラス音律の説明の際に示した(ごく単純な)楽器.授業で示した写真・図はWikipedia英語版とドイツ語版の記事から引用.
- ピタゴラス音律
- Wikipedia 英語版の Musical tuning(調律)の記事で,J・S・バッハ『平均律クラヴィーア曲集』第1巻第1番の,純正律(just intonation),ピタゴラス音律(Pythagorean tuning),中全音律(meantone temperament),平均律(equal temperament)による演奏が試聴できる.このような調律法に興味のある人は「古典調律」というキーワードで調べてみるとよい.
- アテネの学堂
- Wikimedia Commons より.登場人物の解説も参照のこと.
プラクティカルなことがら
- 科目名
- 自然科学I (学年によっては「科学概論I」で読み替えます)
- 曜時限
- 火曜日・3限(13時〜14時30分)
- 言語
- 日本語
授業のねらい(到達目標)
自然科学は,われわれの考え方,世界観,そして生き方に大きな影響を与えている.しかし,現在知られているような自然科学の体系が,人類の始まりから存在したわけではない.それはきわめて長い時間をかけて,多くの人々が,成功も失敗も経験しながら,作り出してきたものなのである.本講義では,主として物理学の歴史を題材として,(1) 重要な理論・実験の概要とその形成プロセス,および,(2) 科学と社会・文化の関わりを検討する.これにより,歴史的観点から自然科学にアプローチする手法を学ぶ.
授業の方法
講師による講義を基本とし,適宜図像資料や映像資料も提供する.余裕があれば,最近の科学・技術に関するトピックスも取り上げる.
準備学習の内容
教科書に目を通しておくこと.
授業計画
- ガイダンス
- ギリシアにおける自然学の誕生
- 中世の科学:ギリシア自然学とキリスト教
- 中国の科学:官僚制と天文学
- コペルニクス革命:太陽中心説へ
- 魔術的自然観
- 機械論的自然観の登場
- ニュートン
- 化学革命
- 数学的実験物理学の誕生
- 古典物理学の成立
- 量子力学の誕生
- 原子物理学と原爆開発
- 巨大加速器と巨大科学
- レポート
教科書
橋本毅彦『〈科学の発想〉をたずねて:自然哲学から現代科学まで』(左右社,2010年)
参考書
授業中に指示する.
成績評価
レポートによる.
オフィスアワー
授業終了後に教室にて質問を受け付ける.
- Index
- 講義情報
- 2016年度夏学期:自然科学I(日本大学芸術学部)
Last modified: Tue 07 Jun 2016 16:52:47 JST