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2016年度日本大学芸術学部芸術教養課程
自然科学II:科学における図像
プラクティカルなことがら
- 科目名
- 自然科学II (学年によっては「科学概論II」で読み替えます)
- 曜時限
- 火曜日・3限(13時〜14時30分)
- 言語
- 日本語
授業のねらい(到達目標)
自然科学の歴史には,理論や実験の発展だけではなく,社会や文化との関係など,数多くの要素が含まれる.近年,科学史の研究において重視されているのは,科学における図像に着目するアプローチである.写真などの図像はしばしば決定的な証拠とみなされてきたし,また教科書においても分かりやすい説明として用いられてきた.本講義では,科学史上の事例における図像とそれに関わる事柄を考察することにより,図像のさまざまな使用法や,科学の伝達メディアに関する問題を明らかにすることを目指す.
授業の方法
講師による講義を基本とし,随時図像資料や映像資料も提供する.余裕があれば,最近の科学・技術に関するトピックスも取り上げる.
準備学習の内容
教科書に目を通しておくこと.
授業計画
- ガイダンス
- 予備的考察
- 天文学の場合 (1)
- 天文学の場合 (2)
- 気象学の場合
- 機械論哲学の場合
- 自然史の場合:地質
- 自然史の場合:動植物 (1)
- 自然史の場合:動植物 (2)
- 解剖学の場合
- 顕微鏡下の世界 (1)
- 顕微鏡下の世界 (2)
- 物理学・化学の場合 (1)
- 物理学・化学の場合 (2)
- レポート
教科書
橋本毅彦『図説科学史入門』(ちくま新書,2016年11月予定)
11月出版予定であるため,それまでは随時資料を配布する.
参考書
- 橋本毅彦『描かれた技術 科学のかたち:サイエンス・イコノロジーの世界』(東京大学出版会,2008年)
- その他,授業中に指示する.
成績評価
レポートによる.
オフィスアワー
授業終了後に教室にて質問を受け付ける.
- Index
- 講義情報
- 2016年度冬学期:自然科学II(日本大学芸術学部)
Last modified: Tue 27 Sep 2016 16:54:02 JST