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2016年度東京大学教養学部学際科学科

20世紀における物理学の展開:理論・実験・社会

公式なシラバスもご確認ください.

プラクティカルなことがら

科目名
科学技術史特論IV
曜時限
金曜日・3限(13時〜14時45分).ただし,(おそらくタームの切れ目の試験などの関係で)5月16日(月)に授業を行い,6月3日(金)はお休みとなります.ご注意ください.
言語
日本語

授業の目標・概要

20世紀の歴史を語る上で,物理学の役割を無視することはできない.他方,物理学の歴史を語る上で,20世紀という時代を蔑ろにすることも許されない.実際,物理学は20世紀のあいだに長足の進歩を遂げ,相対性理論や量子力学に代表されるように,我々の基本的な世界観を変革した(そしてし続けている)のみならず,多額の国家予算が投入されるひとつの制度ともなった.また,物理学は数多くの技術的な応用を生み出したが,それは正の側面のみならず,原子爆弾に象徴されるような負の側面も抱えている.この講義では,カーオ『20世紀物理学史:理論・実験・社会』(名古屋大学出版会,2015年)を輪読することを通じて,このような物理学の展開を概観し,また各自の興味を掘り下げられるような入口を提供したい.

授業の方法

各自が希望する章を担当・発表する.適宜講師が補足を加え,参加者と議論する.内容が参加者にとって難解であると予想される場合には,かなりまとまった時間,講師が補足的な講義をすることもあり得る.

成績評価方法

発表の内容および議論への参加状況による.

教科書

ヘリガ・カーオ『20世紀物理学史:理論・実験・社会』(名古屋大学出版会,2015年).授業で扱う分については講師が用意する.

参考書

授業中に指示する.

履修上の注意

物理学の知識は(あった方が望ましいのは確かだが)要求しない.むしろ,多様なバックグラウンドを持った学生の参加を希望している.

  1. Index
  2. 講義情報
  3. 2016年度夏学期:20世紀における物理学の展開(東京大学教養学部)
Last modified: Sun 03 Apr 2016 14:40:01 JST